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2013年10月20日
10皿でわかるイタリア料理
最近読んだ本をご紹介。

「10皿でわかるイタリア料理」です。
著者の宮嶋勲氏はローマの新聞社に勤務後、イタリアとワインの執筆をしていて、イタリアの有名なワインガイドの試飲スタッフやこれも有名ガンベロロッソのレストランランガイドの調査員を勤めています。自分はまさかあのガンベロロッソに日本人のインスペクターがいたことは知りませんでしたし、かなり驚きました。ガンベロロッソのガイド本はイタリアではミシュランと並ぶか、それ以上に話題になるガイド本です。
そんな氏が日本人にもなじみのあるイタリア料理の生ハムとサラミから、アーリオローリオ・ペペロンチーノ、カルボナーラやティラミスなど10皿を取り上げて、その料理から見えてくるイタリアを語っています。とても読みやすいですが、示唆にとんだ解説はイタリア料理とイタリアに興味のある方ならとても楽しめると思います。
特に自分はイタリア料理というと北と南に単純化しがちな風潮がありますが、確かに傾向としてはあるのですが、実はそれ以上にイタリアという国の成り立ちからも地域性が強く、この料理はトスカーナ、こちらはピエモンテなど、イタリア料理は地方料理の集まりとも言われる解説になるほど感をあらためて強く感じました。たとえば自分はある料理を作るときやアレンジを加えるにしても、これは北イタリア料理だからではなく、トスカーナ料理や南チロルの何々が本になっているなどと意識していますし、場合によっては教えてくれたシェフやおばあちゃんの顔を浮かべながら作れるところもイタリア料理の楽しさです。
「10皿でわかるイタリア料理」です。
著者の宮嶋勲氏はローマの新聞社に勤務後、イタリアとワインの執筆をしていて、イタリアの有名なワインガイドの試飲スタッフやこれも有名ガンベロロッソのレストランランガイドの調査員を勤めています。自分はまさかあのガンベロロッソに日本人のインスペクターがいたことは知りませんでしたし、かなり驚きました。ガンベロロッソのガイド本はイタリアではミシュランと並ぶか、それ以上に話題になるガイド本です。
そんな氏が日本人にもなじみのあるイタリア料理の生ハムとサラミから、アーリオローリオ・ペペロンチーノ、カルボナーラやティラミスなど10皿を取り上げて、その料理から見えてくるイタリアを語っています。とても読みやすいですが、示唆にとんだ解説はイタリア料理とイタリアに興味のある方ならとても楽しめると思います。
特に自分はイタリア料理というと北と南に単純化しがちな風潮がありますが、確かに傾向としてはあるのですが、実はそれ以上にイタリアという国の成り立ちからも地域性が強く、この料理はトスカーナ、こちらはピエモンテなど、イタリア料理は地方料理の集まりとも言われる解説になるほど感をあらためて強く感じました。たとえば自分はある料理を作るときやアレンジを加えるにしても、これは北イタリア料理だからではなく、トスカーナ料理や南チロルの何々が本になっているなどと意識していますし、場合によっては教えてくれたシェフやおばあちゃんの顔を浮かべながら作れるところもイタリア料理の楽しさです。
Posted by forchetta at 10:08│Comments(0)
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