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2009年10月13日
Peposo ペポーゾ
Peposoペポーゾ(ペポーソともいいます。)を仕込んでいます。ペポーゾはトスカーナの伝統料理のひとつ。もともとはレンガ職人が作業のさなかに食べた煮込み料理で、辛いものが苦手なトスカーナ料理の中では異色な胡椒をタップリ効かせた煮込み料理です。
当店では飛騨牛の脛肉を煮込んでセコンドピアット(主菜)でなく、パスタソースに仕立ててお出ししている定番料理です。
実は先日、尊敬する豊橋のシェフから「ペポーソ造ってるよね?」と電話があり、「どういうイメージで造るの?」とのこと、このシェフとはレシピでコレソレが何グラム、そのあとこうしてああしてなどという話にはなりません、大事なのはこのお皿を仕上げるイメージや料理の成り立ちなど、説明するこちらのほうが勉強になります。
その話の中で、もう一度当店のペポーソも見直してみようと思いました。最近のレシピでは赤ワインを多めにして、少し強めの味わいになっています。本来向こうで食べたペポーソはもっと肉の味が前面に出ていました。今回は赤ワインの量を減らし、煮込みつつその横で飛騨牛の筋で採ったブロード(スープ)を足していくことにして、お肉の凝縮した味わいを出すことにしました。
結果はほぼイメージの通り、味的にはほんのわずかの差ですが、長く続ける為のモデルチェンジです。
Posted by forchetta at 23:01│Comments(2)
│プリモピアット
この記事へのコメント
初めまして、今回ペポーゾを作ろうと検索し、拝見させてもらいました。
塩とコショウだけの味付け、難しいですね。
前回は美味くできず、最終的にオイスターソースを使ってしまいました。
塩とコショウだけの味付け、難しいですね。
前回は美味くできず、最終的にオイスターソースを使ってしまいました。
Posted by ムラサキガエル at 2010年08月21日 20:15
ムラサキガエルさん
始めして、コメントありがとうございます。
ペポーゾ、現地では素朴でトラットリアらしい料理なんですが、こういったものこそ日本で再現するとなると、難しさがあるような気がします。
ピリカラで夏を乗り切るのによい煮込みなんですが・・・・。
始めして、コメントありがとうございます。
ペポーゾ、現地では素朴でトラットリアらしい料理なんですが、こういったものこそ日本で再現するとなると、難しさがあるような気がします。
ピリカラで夏を乗り切るのによい煮込みなんですが・・・・。
Posted by forchetta
at 2010年08月23日 18:02
